より少ないリソースでより多くのことを行い、規模を拡大するためには、組織はITサイロを超え、コラボレーションを促進し、生産性を向上させなければなりません。自動化と共通のデータ・モデルはそのための重要な要素ですが、それには運用チームとワークフローをサポートするプラットフォームが必要です。

本セッションの目的

🔷 Dynatraceのサービスレベル目標 (SLOs)の確認

🔷 ダッシュボードによるSLOの確認

Dynatraceは、サイトリライアビリティエンジニアリング(SRE)チームが定義した目標を監視するために必要な情報をリアルタイムに提供します。

SRE チームは、あるサービスの信頼性の高いデリバリを監視するために、そのサービスに対する適切なサービスレベル指標(SLI)を見つける責任があります。そして、SLI はサービスごとに異なります。すべてのサービスが時間やエラーの制約という点で同じようにクリティカルであるとは限らないからです。

Dynatraceは、専用のSLIとして使用できる2000種類以上のメトリクスを提供しています。

各SLOは、2つの指標によって評価することができます:

SLOの確認

本ハンズオンではSLOについては設定済みです。

Dynatrace の左メニューから、SLO オプションをクリックして、すでに設定されている 2 つの SLO を確認します。 そのうちの 1 つを編集して、設定を確認します。

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👍 どのように役立つのか

SLOの概要ページでは、現在の健康状態、エラー予算、目標、警告、およびすべてのSLOの時間枠を確認することができます。

Davisは検出された異常について、対処可能な根本原因とともに迅速に通知します。SLOが赤になった場合、Davisがすでに根本的なメトリクスの問題を提起し、根本原因を示していることがほとんどです。

💥 TECHNICAL NOTE

さらに詳しく知りたい方はService-level objectivesをご確認ください。

左のメニューバーからお気に入り > ダッシュボードを開きます。 もし、お気に入り内にダッシュボードが見つからない場合は、観察と探索 > ダッシュボードを開きます。 Cloud Migration Successダッシュボードを開きます。 ダッシュボードが表示されます。

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ダッシュボードの編集

ダッシュボードを編集し、SLO に関するタイルを調整します。

画面右上の編集ボタンをクリックし、以下のステップを実行します。

Dynamic requests タイルの編集

  1. Dynamic requestsタイルをクリックします。右側にプロパティを開きます。
  2. プロパティウィンドウにてfrontend (monolith-frontend)サービスを選びます。
  3. 完了ボタンをクリックします。

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残りのタイルの編集

  1. Cloud Serviceタイルで上記と同じ手順を繰り返しますが、プロパティウィンドウではfrontend (dev-frontend)を選びます。
  2. SLO プロパティウィンドウのドロップダウンリストから、関連する SLO を選択します。
  3. 2つのデータベース・タイルについても繰り返します。Cloud Serviceには3つのデータベースがあるので、任意のデータベースから1つを選んでください。
  4. 完了ボタンをクリックすることでダッシュボードを保存します。

本セッションでは、SREが利用するSLOについてDynatraceでの確認方法について学びました。SLOの設定方法について興味のある方はConfigure a service-level objectiveを参照ください。

チェックリスト

このセクションでは以下を確認しました:

✅ Dynatraceのサービスレベル目標(SLO)の確認方法

✅ダッシュボードによる SLOの確認方法